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あずにゃんは一呼吸置くと、悲しげな表情で自分の身の上話を始めた。 梓「今の私は……実質、霊界から追放されている状態なんです」 唯「追放……!? 一体どうして?」 梓「私たちが住む霊界の頂点には、魔神と呼ばれる絶対的な存在が君臨しています」 唯「なんかすごく強そうだね」 梓「実際、魔神は独裁的とも言える強大な権力を持っていて、霊界中を常に監視し続けているんです」 梓「不祥事や揉め事があった際、すぐにそれを発見して罰することができるように」 唯「じゃあ、あずにゃんは何か不祥事を起こして、罰として霊界を追放されたってこと?」 梓「私が直接騒ぎを起こしたわけではありません……でも、原因は私にあるんです」 唯「……どういうこと?」 梓「私たちが住む霊界にも、人間界と同じように家族単位のコミュニティーが存在します」 唯「幽霊さんにも家族?」 梓「はい。私の家は、父と母の三人暮らしでした」 梓「私たちは……本当に幸せに暮らしていました」 梓「父も母も私を愛していたし……私も両親を愛していた」 梓「でも、父が職を失ってから私たちの関係は変わってしまったんです」 唯「え……リストラされたの?」 梓「そのようなものです。安定した収入を失ったことで、私たち家族はどんどん貧乏になっていきました」 梓「父は霊酒に明け暮れて、新しい職も探さずだらだらと過ごしていました」 梓「母は最初は我慢していましたが、次第に働きもせず金を浪費する父に文句を言うようになって……」 梓「それからはもう、両親はただただ喧嘩に明け暮れていました」 唯「あずにゃん……」 梓「それで私は、何とか両親を仲直りさせて元の幸せな生活に戻る方法を考えました」 梓「喧嘩の直接的な原因は……安定した収入がなくて生活が破綻していたから」 梓「結論はすぐに出ました。お金を稼いでこの家に入れてやればいいんだって」 梓「でも、霊界で200歳って子どもみたいなもんなので、ろくに働けるような仕事なんてありませんでした」 梓「途方に困っていたのですが、ある日通りかかった霊街道で、たまたま良いものを見つけたのです」 唯「良いものって?」 梓「宝くじ屋です」 唯「霊界にも宝くじってあるの!?」 梓「はい。乾坤一擲、これしかないと思いました」 唯「それで、当たったの?」 梓「はい……その宝くじで私、一等を当ててしまったんです」 唯「ええっ! あずにゃん、すごいじゃん!」 梓「あの時は本当にびっくりしました。念願のお金がやっと手に入って嬉しくなって……」 梓「家に帰ってさっそく、お金を両親に渡しました」 梓「これでようやく両親を仲直りさせられる……昔の幸せな日々に戻れる……そう思ったんです」 梓「ところが……両親の喧嘩はますます悪化するだけでした」 唯「え……なんで、お金が手に入ったのに?」 梓「人間界でも、大金は人を狂わせると言いますよね。それと同じです」 梓「父と母は、大金を争ってますます激しい喧嘩を始めました。貧乏な頃の比じゃないくらいに」 梓「あまりにも酷い喧嘩だったので、ついにそれが魔神の目に止まってしまったんです」 梓「喧嘩の当事者である両親は、離婚を強いられ、霊界の最果ての地に飛ばされました」 梓「普通、そこから自力で脱出することはできません。人間界における終身刑のようなものです」 梓「そして、魔神は宝くじによって両親の喧嘩を悪化させた私にも非があるとして、私にも罰を与えました」 唯「あずにゃんは人間界にいるから終身刑じゃないよね? 一体どんな罰を……?」 梓「人間界で、修行を積むことです」 唯「しゅ、修行?」 梓「はい。霊界では、人間は霊より卑しい存在として定義されています」 梓「人間は、霊の存在を恐れたり、怖がったりしますよね」 唯「いないって信じてる人もいるけどね」 梓「そういう人もいますね。いずれにせよ、霊は人間にとって畏怖の対象としてあるべきなんです」 梓「だから、霊が人間を脅かすことは一種のステータスになります」 梓「より多くの人間に恐れられる霊ほど、霊界では偉大な存在と言えるのです」 梓「私はまだ子どもなので、人間を十分に怖がらせるほどの力を持っていません」 梓「それで魔神は、反省もかねて人間界で修行をしろと私に命じました」 唯「でも……人間を怖がらせる修行って面白そうじゃない?」 梓「面白くなんかないです!」 唯「あ……ごめん」 梓「息も詰まるような人間界で、こんな狭い空間に住まわされて……」 梓「家族や霊界の友達はおろか、霊一体すらここにはいないんですよ」 梓「その上、こんな辺ぴな場所じゃ人間すら来やしない」 唯「じゃあ、あずにゃんは三十年もここで……」 梓「そうですよ……ずっとここで人間が来るのを待っていたんです」 梓「それで今日、ようやく人間が来たと思って……息を潜めて待っていたのに……」 梓「何で怖がらないんですか! これじゃあ、修行の経験値が上がらないじゃないですか!」 唯「ごめんね……あずにゃん」 梓「人間のバカ! 唯のバカ! もうっ……どっか行って下さいよ!」 ぎゅっ 梓「ちょ、何するんですか……離れて下さい!」 唯「……やだもん」 梓「ふざけないで! 早くこの手を離して!」 唯「ねぇあずにゃん。私と友達にならない?」 梓「え……?」 唯「せっかく出会えたんだからさ、友達になろうよ!」 梓「……んなっ……卑しい人間なんかと、友達になるわけないじゃないですか!」 唯「でもあずにゃん、三十年も一人ぼっちで寂しかったでしょ?」 梓「そ、それは……」 唯「辛かったよね……一人ぼっちでいることなんて、私には三日も耐えられないと思う」 梓「……に、人間と一緒にしないで下さい!」 唯「あずにゃんが友達になってくれたら、私毎日ここに来るよ」 梓「……!」 唯「あずにゃんに会いに、あずにゃんとお話しに……なんなら私の友達を連れてきたっていいよ!」 梓「……っ……余計なお世話です!」 梓「私がここにいる目的ちゃんと聞いてました?」 梓「たくさん人間を脅かすための修行なんですよ!?」 梓「人間の友達をたくさん作りに来たわけじゃないんです!」 唯「でも、こんな場所に住んだままじゃこれから先誰も来ないと思うよ」 梓「それは……」 唯「大丈夫、ほとんどの人はトイレのあずにゃんさんの噂を怖がっているし」 梓「……ほ、ほんとですか?」 唯「うん。私は怖いもの慣れしてるから、あんまり怖がらなかったけどね」 梓「唯は……怖がらなさすぎです。勝手に抱きついてくるし……」 唯「あ、ちょっと笑顔になったね」 梓「な……笑顔になんてなりません! 馬鹿言わないで下さい!」 唯「おお……今あずにゃんが怖く見えたかも」 唯「あずにゃんは不気味な雰囲気を出そうとするよりも、大声出して怒ってる方が怖いかもしれないね」 梓「こんなに大声を出したのは三十年ぶりですよ……はぁ」 唯「私は怒っているあずにゃんも可愛くて好きだけどね!」 梓「にゃっ……だから、急に抱きつかないで下さいよ……」 唯「えへへ……」 梓「もう……」 唯「それであずにゃん、私と友達になってくれる?」 梓「……そこまで言うなら、仕方ないですね」 唯「ほ、ほんと!?」 梓「勘違いしないで下さい。私は唯の友達を脅かすために、ただ唯を利用するだけであって……」 唯「わーい、あっずにゃーん!」 梓「んにゃあっ……頬ずりしないでくだひゃいい!」 唯「これからよろしくね、あずにゃん!」 おしまい 戻る
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あずにゃん専用の薬品 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-08 22 14 15
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唯「我が軽音部にペット導入を提案します」 律「急にどうしたんだよー唯」 澪「大体ペットならトンちゃんがいるだろ!」 紬「唯ちゃんは何が飼いたいの?」 唯「よくぞ聞いてくれました」 唯「わたくし平沢唯は」 唯「中野梓こと、あずにゃんを飼いたいと思います!」 唯「あれれ?」 唯「どうしたのみんな~」 律「さて、そろそろ練習するか」 澪「そうだな」 紬「今日は新曲の楽譜を持ってきたの」 唯「ちょっとちょっと~無視しないでよ~」 律「だってなあ唯、そんなこと梓がいいですよって言ってくれると思うか?」 唯「そ、それは」 澪「それに梓は人間だぞ、人間が人間を飼えるわけないだろ」 唯「澪ちゃん」 紬「梓ちゃんが可愛いのは分かるけど、ねえ唯ちゃん」 唯「ムギちゃんまで」 唯「で、でもあずにゃんがペットになるんだよ?ペットってことは好きにしていいんだよ?」 律「うーん、そう言われれば確かに」 澪「おい律!そこは悩むところじゃないだろ」 紬「あ、梓ちゃんがもし私のペットになったら」キラキラ 澪「ムギまで?おーい戻ってこーいムギー」 唯「澪ちゃんだって!」 澪「!?」 唯「本当はあずにゃんにあんなことやこんなことをしたいと思ってるんでしょ?」 澪「うっ」 澪「わ、私は、ぜぜぜぜぜぜ全然そんなこと、おおおおおおおおお思ってないぞ?」 律「めっちゃ動揺してんじゃん」 紬「澪ちゃん自分の気持ちに素直になって!」 唯「澪ちゃん!」 澪「で、でも」 唯(あと一押しかな~?) 唯「分かった」 澪「?」 唯「最初は澪ちゃんにあずにゃんを譲るよ!」 澪「!?」 律「ズルいぞー澪ー」 紬「最初に自分色に染められるなんて!」 唯「まあまあ、その後はみんなで順番に回していこうよ」 律「ちぇー」 紬「しかたないですね」 タンタン ガチャ 梓「遅くなってすみません、何の話してるんですか?」 律「お、来たぞ」 紬「私達のペット」キラキラ 唯「あっずにゃーん」 梓「どうしたんですかみなさん?」 澪「・・・」プルプル 澪「うおおおおおおおおおおお」 梓「ひぃっ?」 澪「梓!こっちに来い!」 梓「は、はひぃ!」 スタスタ 澪「そこに座れ!」 梓「えっと、こっちのイスにですか?」 澪「違う!床に決まってるだろ」 梓「床・・・ですか」 梓(どうしよう、きっと私何か悪いことしちゃったんだ) 梓(でなければ、先輩方の目がこんなに冷たいわけないもん) 梓(でも私何しちゃったんだろう、分からない、怖いよう) 唯「澪ちゃんダメだよ、いきなりそんな風にしちゃあ」 澪「そ、そうだな・・・ごめん」 唯「あずにゃん大丈夫だよ、澪ちゃんちょっと興奮してるだけだから」 梓「唯先輩・・・」 唯「じゃあとりあえずこれ、つけてくれる?」 梓「それはいつかの猫耳カチューシャ!」 唯「つけてくれるよね~?」ニコォ 澪「・・・」 律「・・・」 紬「・・・」 梓(なんですかこの空気、断りづらいです) 梓「ちょ、ちょっとだけならいいですよ」 唯「やったーあずにゃんが私達のペットになったー」 梓「え?え?何ですかペットって」 律「いいか梓、お前は今日から軽音部のペットになるのだ!」 梓「ええー?聞いてないですー」 紬「言ってないもの!」ドヤァ 梓「キメ顔で言わないでください」 梓「そ、そうだ澪先輩なら・・・」クルッ 澪「梓!」 梓「はいぃっ!」 澪「・・・」 梓「・・・」ドキドキ 澪「早く付けろ」 梓「そんなー澪先輩ー」 唯「あ・ず・にゃん!」 唯&律「あ・ず・にゃん!」 唯&律&紬「あ・ず・にゃん!」 唯&律&紬&澪「あ・ず・にゃん!」 梓「・・・分かりました、つけますー」スチャ 唯&律&紬&澪「おおー!!」 梓「これでいいんですか?」 律「なあ澪、やっぱ最初は私に譲ってくれないかー?」 紬「澪ちゃん、お願い、私に譲って?」 澪「ダメダメ、絶対譲らないからな」 唯「あっずにゃ~ん」ダキッ 梓「にゃあん!?」 律&紬&澪「唯いいいいい」 唯「我慢できなくって☆」テヘ 律&紬&澪「テヘじゃねえええええ」 梓「私の意思は関係ないんですね」シクシク ・・・・・・・・・・ 10日後 カッ カッ カッ カッ コンコン ガチャ 唯「みんなお待たせ~!」 チリン・・・ 律「遅かったなー唯」 紬「もう先に始めちゃってるわ」 澪「梓・・・梓」ナデナデ 梓「Zzz」 唯「あずにゃ~ん、今日もいい子にしてた~?」ワシワシ 梓「ん・・・zzz・・・」 唯「今日も可愛いね~」ナデナデ 紬「あらあら、シーツがぐちゃぐちゃ」 律「そろそろご飯にしようか」 紬「そうね、唯ちゃん、準備をするからテーブルの上を片付けておいてくれる?」 唯「了解であります」 律「じゃあ私は梓を起こそう」 ・・・5分後 紬「はいお待たせ」 紬「梓ちゃん用の熱くない紅茶と、苺のケーキよ」トン 梓「アーン」 澪「待て!」 梓「・・・」 澪「・・・」 梓「・・・」 澪「・・・よしっ」 梓「パクパク」 唯「あ~あ~、あずにゃん顔中がクリームだらけだよ」 律「手を使うことを許してないからな」 紬「そんな梓ちゃんも可愛いわ~」 梓「モグモグ」 唯「そういえば」 唯「憂が言ってたんだけど」 梓「・・・」ピクッ! 唯「あずにゃんが1週間前くらいから音信不通なんだって」 梓「・・・」 唯「一体どうしたんだろうね」 ガブッ 唯「いたっ・・・くない・・・」 梓「・・・」カミカミ 唯「もう~私までべたべたになっちゃうよ~あずにゃん」 紬「梓ちゃん、唯ちゃんの手をちゃんと綺麗にしなさい」 梓「・・・」 ペロ ペロペロ 唯「やだっあずにゃん、上手い・・・」 澪「むー・・・」 澪「おいで、梓」ポンポン 梓「・・・」 ゴロン 澪「よしよし、いい子だ」 ナデナデ ゴロゴロ 梓「・・・はぁっ・・・はぁ・・・」 澪「変な子だな、私は撫でているだけだぞ?」ナデナデ サワサワ 梓「・・・!!」ピクッ 梓「~~~~~」 澪「あーはいはい、やりすぎたよ、もうやめるってば」 律「あれ?もうこんな時間か、そろそろ帰らなきゃ」 唯「ホントだ、早く帰らないと憂が心配しちゃう」 紬「じゃあ、今日は解散ね」 梓「・・・・・・・・・・」 ガバッ 唯「おっと!・・・あずにゃん?」 ペロペロ 唯「えーっと・・・もう行くんだけど・・・」 梓「・・・」ペロ チュー 唯「んっ・・・」 律「おおー」 紬「あらあら」 唯「あずにゃん・・・ちょっと・・・」 ヌガセ ヌガセ 唯「・・・」 澪「コラッ!」 澪「誰が手使っていいって言った?」 梓「!」 澪「・・・」ニコォ 梓「・・・」ガクガク ブルブル 唯「澪ちゃん」 律「梓怖がってるだろ」 紬「大丈夫よ梓ちゃん、でも、お仕置きは受けましょうね」 梓「!」 ・・・・・・・・・・ 紬「使わない手は、縛って・・・っと」 ギュ 梓「・・・」 トロー 梓「・・・!」ピクッ 紬「紅茶用のミルクよ、全身に塗ってあげるわ」ヌルヌル 梓「あっ・・・ん・・・・」 梓「ぅぁ・・・はぁ・・・」 ペロ 紬「甘いわ」 澪「梓、いつもより気持ちよさそうだな」チュ 梓「はぁ・・・はぁ」 律「もしかして縛られるの好きだったりして」 クチュ クチュ 梓「・・・っ」ギュ 梓「~~~~~~~ッッ」 ヘター 紬「あら、早いわね」 唯「・・・流石ムギちゃん」 澪「見習いたい・・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 梓「はぁ・・・いくらペットだからってこんなメにあうとは思いませんでした」 唯「あずにゃん可愛かったよ!」 梓「まさか先輩たちがこんなに積極的だったなんて・・・」 梓「それに、縛られた際についた縄の跡が痛いです」サスサス 紬「そ、それは・・・ごめんなさい」 梓(でも、結構楽しかったからまたやってもらおう) 梓(・・・はっ!何を考えてるんですか私は) 唯「あずにゃ~ん、また今度もやってくれるよね?」 梓(・・・嫌って言ってもやるんだろうなあ) 梓(ならいっそのこと自分から・・・) 梓「・・・今度は、もうちょっと優しくしてください・・・」ゴニョゴニョ 唯「あずにゃ~ん」ダキッ 梓「ひゃあっ!ちょ、ちょっと、唯せんぱ~い!」 終わり 戻る
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以下に、TBSの起こした不祥事・事件を乗せておきます。 詳細は各項のリンクをご覧ください。 不祥事集 「ギミア・ぶれいく」事件(借金取り立てドキュメンタリーに出演の暴力団員が放映された暴力行為で逮捕) 損失補填事件(証券会社から6億5000万円受け取る) オウムビデオ事件(放映前ビデオをオウム側に見せ、それを隠蔽) TBS公式ホームページコラム他メディアからの盗用事件 大嘘ダイエット、白インゲン豆大量中毒事件 TBS社員出会い系サイト経歴虚偽記載事件 大家族青木家ヤラセ疑惑 芸能人乱交パーティーにTBSアナ参加事件 公式ホームページでTBSアナ、セックスは生に限るよ事件 報道制作局長痴漢逮捕事件 社会部記者風呂場盗撮逮捕事件? TBS制作部本部長キックバックによる大量競走馬購入事件? 情報番組レギュラー羽生健二解説員の謎の自殺事件? “TBS炎上”「亀田寄り」と苦情殺到 TBS「お得意」の取材拒否 北朝鮮・オウムとのTBSのつながり事件集 オウム坂本弁護士一家殺害事件に関与 無関係な番組内でオウム麻原の顔を何度も挿入 オウム村井刺殺事件のTBS関与が浮上 坂本一家殺害への関与を認めず国会で偽証 杉嶋身代金事件で北朝鮮とTBSの共同謀議が発覚 神栖町ヒ素汚染問題で日本軍の毒ガス兵器が原因と捏造報道 石原都知事の日韓併合に関する発言を正反対の意味に捏造報道 番組で紹介したダイエット法で中毒者が続出 ハイド米下院議員の靖国参拝に関する発言を正反対の意味に翻訳 次期自民党総裁有力候補の安倍晋三のイメージダウンを狙い731部隊特集の冒頭、内容と無関係の安倍の顔写真を約3秒間放映・・・
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唯「おふぅ…、あのあずにゃんカップがこんなジャスコに売っていたなんてね。まさに灯台下暗しだよ!」 紬「ふふ、良かったわね唯ちゃん。えっと梓ちゃんのカップと同じタイプはっと…」スタスタ 唯「沢山あって迷うよね、どこにあるのかなー?」スタスタ 澪「お、いたいた。おーい唯こっちだこっち」フリフリ 紬「あら、澪ちゃん達が呼んでるわね?どうしたのかしら」 唯「きっとあずにゃんカップが見つかったんだよ!やったね」ダッ 紬「あ、唯ちゃんちょっと待って」 唯「どうかな!澪ちゃん、あずにゃんカップは見つかった!?」 澪「あぁ、実はその事なんだが…」 紬「あら、どうしたの澪ちゃん。そんな浮かない顔をして」 唯「そうだよー、これで私は夜道でも背後に気を使わなくていいんだからさ」 律「はい、ここで唯に良いニュースと悪いニュースがあります。どっちから聞きたい?」 唯「え?なんなのそのアメリカン映画みたいなセリフは。うーん…どっちがいいかなムギちゃん」 紬「うーん、そうねぇ。私なら悪いニュースからかしら」 唯「悪いニュースから?なんでかな」 紬「だって、良いニュースを残していた方が最初の悪いニュースを軽減できるじゃない?」 唯「なるほどね。それじゃ律っちゃん、その順番でお願いー」 澪「うん?良いニュース…?」 … 唯「えぇっ!?もうあずにゃんカップが置いて無いの!」 紬「そうなんだ…人気があるのかしら、あのカップ」 唯「次は!?次回の入荷はいつなのあずあずカップ!」 澪「それが、店員さんに聞いてみたんだけど製造先がもう倒産しちゃったみたいなんだよ」 唯「と、倒産!?待ってよ、それじゃもうあずにゃんカップは手に入らないの!」 紬「私が買った時から大分時間が経ってるし。もう全部売れちゃったのね。残念ね唯ちゃん…」 唯「いや、落ち込むのはまだ早いよムギちゃん!」 紬「え…?どういう事唯ちゃん」 唯「忘れたのかな…、良いニュースがまだ残ってるじゃない!」 紬「あ、そういえばそうね!」 唯「きっと、まだあずにゃんカップが手に入る方法が残されてるんだよ!そうだよね、律っちゃん、私には分かってたよ!」ビッ 律「いんや。聡がサッカー部のレギュラーになったんだよ、凄いだろ?」 紬「聡くんって…、律っちゃんの弟さんだったかしら」 唯「いやいやいや。何それ、あずにゃんカップと関係ないじゃん!」 律「悪いニュースだけだと、唯が落胆するだろうからな。良いニュースも作ってやったんだよ」 唯「そんな田井中家の個人的なニュースなんか要らないよっ!むしろ、期待した分落胆が増加しちゃったじゃない!!」 律「何をー。私が折角、気ぃ遣ってやったのにさ!酷いよな澪!?」 澪「はぁ…。律の事だからどうせこんな事だとは思ったけど」 紬「澪ちゃんは何にするか決めたかしら?」 澪「うん、パスタも良いんだけどやっぱりグラタンにしておくよ」ペラペラ 唯「はふぅ…、あずにゃん止めて…。むすたんぐは人を叩くものじゃないよぅ……」ピクピク 紬「ゆ、唯ちゃんは何をしてるのかしら。注文は決まった?」 唯「脳内であずにゃんシミュレーションしてるんだよ…。はぁ…、憂鬱で食欲が沸かないよぅ」 律「あーもぅ!いい加減元気だせよ。ほら好きなんおごってやっから」サッ 唯「う、うーん…。それじゃカツカレー大盛り…、後デザートにチョコパフェデラックスを…」ペラペラ 律「死にそうな声でガッツリ注文してんじゃねぇよ!?有り余ってんじゃねぇか食欲!」 唯「私の食欲はサイフと連動してるんだよぅ…、後季節のタルトも」 … 唯「ウップ…、律っちゃぁん…、もう死にそうだよ。……食べ過ぎで」 律「知らねぇよ、そこまで面倒みれるか!」 紬「それじゃ、このタルト一切れもらうわね。唯ちゃん」サッ 唯「有り難うムギちゃん!ほら澪ちゃんも食べて食べて」サッ 澪「あぁ、私はいいよ。まだグラタンが残ってるし…」モグモグ 律「さてと、唯も回復した所でこれからどうするかね」 唯「うん、私もさっきからそれをシュミレーションしてたんだけど。……、どうしても三十六手目のムスタング袈裟斬りが避け切れないんだよ」 澪「いや、真面目な顔して何シュミレートしてんだよ。お前の中の梓はどれだけ豪傑なんだ…」 唯「甘いね澪ちゃん。あずにゃんカップの恨みは怖いんだよ!」 律「そこまで分かってるなら結果は出てるだろ。いい加減諦めろって」 紬「この辺りにはもうジャスコ系列のお店は無いしね…」 唯「まだだよ、まだ終わらないよ。確かに諦めるのは簡単だよ、でも本当にそれでいいのかな…」 澪「でも、仕方ないじゃないか。ここには置いて無いんだからさ」 唯「なら、他のお店を回るだけだよ!諦めたら0%…、でも諦めなかったら、それは0.01%の確率が残っているって事なの」 紬「0.01%の確率…。でもそんな低い確率じゃ」 唯「うん。確かに絶望的かもしれないよ…。でも、私はそれに掛けたいの。例え何百回失敗しても!」ビッ 澪「ゆ、唯……」 唯「……どうかな律っちゃん。私カッコいいかな?何だったらケータイで録音してもいいんだよぉ」クルッ 律「あぁ、それが99.99%保身から来てる発言ってのを注釈にいれて良いんだったら何百回でも」ピッ 唯「あぁん…。律っちゃんのイジワル…」 律「さーて食った、食った!どうしよっか、ボーリングでも行くか?」 唯「えー、待ってよ!ボーリングもいいけどあずにゃんカップは!?」 律「だから無いんじゃ、しょうがないじゃん?」 紬「私も出来る限りは手伝ってあげたいけど…。手分けをして頑張ってみない?」 律「けどよー…。移動手段があればなんとかなるんだけど」 澪「そうだな…。バスや電車もあるけど、駅から離れてるしな」 唯「なんだ、そんな事なら簡単だよ!ちょっと待ってね」サッ ピッポッパッ 律「うん?どこに電話してるんだお前」 紬「唯ちゃんのご両親じゃないかしら?きっと車を持っているのよ」 澪「なるほどな、それなら大丈夫かな」 律「しかし唯の両親を見るのは初めてだな。どっちに似てるんだ?」 唯「え?何の話。さわちゃんだよ」 律「いやいや、さわちゃんはお前の担任だろ……、ん?何の話だ」 さわ子「え…?それじゃ、粉々になったのは梓ちゃんじゃなくて、そのカップなの?」 唯「うん、ゴメンねぇ。でもさわちゃん、最後まで言う前に慌てて電話切っちゃうんだもん」 さわ子「当たり前です。そんな話を聞いて落ち着いていられる教師がどこに居るというのよ!」 律「いや、そんな聞き間違いを信じてここまで車を走らしてくる教師がどこに居るんだよ!?って言うかお前らの中の梓はどういう生き物なんだ!」 さわ子「冗談よ律っちゃん。だって学校に居たってこの時間は見回りとかで暇なのよ」 紬「…という事はさわ子先生は、分かっていてここまで来たんですか?」 さわ子「そこまでボケて無いわよ。ただ、見回りなんかよりも、ドライブの方が楽しそうかなぁってね」 唯「さすがさわちゃんだよ!尊敬しちゃうね」 律「要はサボりの口実が欲しかっただけじゃねーか。さわちゃんの不良教師!」 さわ子「あら、そんな事言うなら律っちゃんは乗せてあげないわよ」 紬「そうね、少し言い過ぎよ律っちゃん。さわ子先生は不良なんかじゃないわよ…、色々と不猟なだけなのよ」 律「あ……。そうか、ゴメンさわちゃん。その内良い出会いがあるからさ…」 さわ子「何よその哀れんだ目は!何よ色々って!?独身の何が悪いのよ!」 唯「……ほえ?」 さわ子「それで、どこまでご希望かしら?あんまり遠くには行けないけど」 唯「うんとね、私達はジャスコに行きたいの」 さわ子「ジャスコ?何よ子供みたいな事言って。それに目の前にあるじゃないの」 唯「違うよ、ここのジャスコはもうあずにゃんカップ置いて無いんだもん」 さわ子「あずにゃんカップ…?何よそれ」 澪「唯は話がややこしくなるからちょっと静かにしてろ。…一番近い他のジャスコ系列をお願いします」 さわ子「オッケー。律っちゃん、ナビで検索してくれるかしら?」 律「ほいほい。了解だぜ、周辺検索っと…」ピッピッ 唯「ちょっ、ちょっとぉー。足元でゴソゴソされるとコソバユイよ」 律「仕方無いだろ、この車四人乗りなんだから」 紬「ここが隣街のジャスコね。同じジャスコでも色々中のお店が違うのね」 唯「それはそうだよ、同じだったらまたあずにゃんカップが置いて無いじゃない」 紬「それもそうね。それじゃ、カップ売り場はどこかしら」キョロキョロ さわ子「カップ…?無いわよ、そんなの」 唯「いやだなぁ、前のジャスコじゃなくてここの店舗だよ」 紬「ふふっ、そうですよ先生。余り早とちりが過ぎると遅れちゃいますよ、色々と」 唯「早いのに遅れちゃうの?なんだか不思議だね!」 さわ子「だから何よ、さっきからその色々は何にかかってるのよ!?…じゃなくて、たまにここの店舗も利用するから知ってるのよ」 紬「それじゃ、本当にカップを扱ってる店舗が入ってないんですか!?」 さわ子「だから言ってるでしょ、ファンシーショップの一つも無いわよ。この辺りは主婦層が多いから入っている店舗もスーパーみたいな作りなのよ」 律「お、本屋があるじゃん。寄ってこうぜ!」 澪「何言ってるんだよ、そんな事しに来たんじゃ無いだろ。カップを探さないとさ」 律「大丈夫だって、案外小さい店舗だし唯達だけでも十分だろ?」 澪「うーん…、そういえば今日は週刊アスキーの発売日か。仕方ないなぁ、少しだけだぞ」 律「やりぃ、さすが澪、話が分かるぜ!ほら、早く早く」グイッ 澪「コラ、押すなよ。…それにしてもやけに混んでるな」 律「そういやそうだな。この辺り本屋ってねーのかもな」 タッタッタッタッ…ドサッ! 「あ……」 澪「痛たっ……、なんだ?」 澪「コラ、お店の中で走ったらいけないぞ。ほら、私も手伝ってあげるから早く拾って」サッ 「はい……ごめんなさい」ゴソゴソ 澪「ほら、次からは気を付けるんだぞ」ポンッ 「うん…!ありがとうお姉ちゃん」タッ 律「…へぇ、澪って意外と小さい子供の扱い得意なんだな」 澪「聡の相手もしてたしな。これくらい何て事ないさ」 律「さっすが澪ちゅわんー、頼りになるわぁ」 澪「茶化すんじゃないの。ほら、買うものさっさと買って探しに行くぞ」 タッタッタッタッ…ドサッ! バサバサバサッドッサァーーン!! 唯「あ……」 澪「……………………」 唯「あぁ…!?大量に山積みされてた漫画本が!ど、どうしよ…」ゴソゴソ 律「ほ、ほら行って来いよ澪…。こういう扱いは得意なんだろ…」 澪「し、知らない…。大きい子供は私の管轄外だし…」 唯「ちょっとー、律っちゃんと澪ちゃんも見て無いで手伝ってよぉ!」 律「おい、デカイ声出すなよ!?仲間だと思われちまうだろ!」 唯「何を言ってるのさ、律っちゃん隊員。私達は深い絆で結ばれた仲間じゃないのさ!どんな時でも一蓮托生だよ」 律「お前の場合はどんな時じゃなくて、こういう時だけだろ!」 澪「やれやれ…、ほらここでゴチャゴチャ言ってる暇があったら手伝うぞ」タッ 律「全く…、仕方ねぇな」 唯「ありがとう律っちゃん、澪ちゃん!でも何で本屋なんかに居たの?」 律「え…!?あぁ、そりゃ色々あってさ」 唯「もしかしてサボろうとしてたの?酷いよ、こんな時に!」 律「違うってば、それよりカップはあったのかよ?」 唯「うぅん、この店舗にはカップを扱ってるお店自体無いみたいなの…。酷いよね、ウー太」サッ 澪「そういう事か…、通りで小さい訳だな」 律「うん…?お前そんなデッカイぬいぐるみどうしたんだよ」 唯「違うよーウーパールーパのウー太だよ。こんな所に居るなんてビックリだよね!」 律「ビックリじゃねぇよ、お前もちゃっかりサボってんじゃねぇか!?」 唯「ち、違うって…!これは、そう!ウー太もあずにゃんカップを探すのに役に立つかなってさ!」 律「本屋に甚大な被害を与える事にしか役立ってねぇよ!そんなの持ってるからぶつかるんだよ!」サッ 唯「あふぅ…!返してよぅ律っちゃん!」 澪「こんな事してる場合じゃないだろ。早くさわ子先生達と合流しないと!どこに行ったんだ?」 唯「うーんと…確か地下って言ってたかな」 律「地下?そんな所で何してるんだよ」 … さわ子「…後は野菜ね。けど一人暮らしだと、どうしても余らせて腐っちゃうのよね」ガラガラ 紬「そういう時は100円ショップ等を利用すると良いですよ」 さわ子「100円ショップ?何故なのかしら」 紬「最近だと、野菜や果物の一人分を販売していたりするんですよ」 さわ子「へぇー、そうなのね。100円ショップは余り利用しないから気付かなかったわ」 紬「後は、冷凍食品等は日持ちするんで…」 ダッダッダッ 唯「さわちゃぁぁぁん!さわちゃぁぁ……はふぅ!」グイッ 澪「だから、店の中で走り回るなって言ってるだろ!今度は陳列棚を崩しちゃうじゃないか」 さわ子「どうしたのよ、そんなに慌てて?いい歳して子供じゃないんだから…」 律「さわちゃんこそ、そんな娘と母親みたいなごっこ遊びしてんじゃねーよ!いい歳して……、なんだから」 さわ子「そんな遊びしてないわよ!?私はこんな大きい娘が居る歳じゃないわよ」 紬「そうよ律っちゃん…、さわ子先生に謝って。先生はまだ……、なんだから」 さわ子「さっきから何を三点リーダーでぼかしてるのよ!別にいいでしょ、放っておいて!」 澪「そうだぞお前達。さわ子先生の婚期は今はどうでも良いんだよ。それよりもカップを…」 さわ子「どうでもよか無いわよっ!それはどうでも良く無いのよ澪ちゃを!」 澪「ご、ごめんなさい。……って大変なんだな」 唯「………ほえ?」 唯「よいしょっと…よいしょっと!」ガチャガチャ さわ子「ちょっと唯ちゃん!その袋には卵が入ってるんだからゆっくり運んで頂戴」 唯「ダメだよぉ、ゆっくりしてたら時間が無くなっちゃうよ!」 さわ子「時間って何よ…?」 律「実はさぁ、もう一個隣のジャスコまで送って欲しいんだよ」 さわ子「えぇ!?今の時間から?そんなの無理よ」 唯「えー、さわちゃんのケチ!このウー太あげるからさぁ」サッ さわ子「別に要らないわよ、そんな気持ち悪いぬいぐるみ」 唯「き、気持ち悪い!?こんなにカワイイのに…」ガクッ さわ子「そろそろ学校に戻らないといけないし…。あなた達もでしょ、部室にカギは掛けたの」 紬「あ…。そういえば、すぐに帰ってくるつもりだったからまだ掛けていなかったわね…」 さわ子「ほら、早く乗って頂戴よ」バタン 澪「唯、ほら早く行くぞ。置いて行かれるぞ」 唯「いい…。私はそれでいいよ…」 さわ子「何言ってるの?唯ちゃんだけ歩いて帰るつもり」 唯「帰らない…、私はあずにゃんカップを手に入れるまで帰らないよ。みんな悪いけど部室の戸締まりお願いね」 澪「お願いって。お前まさか一人で探すつもりかよ?」 唯「言ったでしょ…。私は例え0.01%の確率が残っているのなら諦める無いんだよ!」 澪「ゆ、唯…。お前なんでそこまで…」 さわ子「そうよ、カップなら他のを買えばいいでしょ」 律「……やれやれ、しゃあねぇな」バタン 唯「り、律っちゃん?どうしたの…」 律「悪いけど、私も行くわ。部室の方は頼んだぜ」 澪「律まで、何を馬鹿な事言ってるんだよ!さわ子先生の言う通り他のカップでいいじゃないか」 律「唯の様子を見てりゃ分かるぜ。どうやら自分の保身だけで言ってるんじゃねぇみたいだしな」 唯「律っちゃん、本当にいいの!?」 律「お前が言っただろ?私達は一蓮托生、こうなったらトコトン付き合ってやるよ」 唯「り、律っちゃん隊員!ありがとぅ」ガバッ さわ子「本当に良いのね?行っても…」 紬「待って下さいさわ子先生!私も…、私も降ります」 さわ子「ムギちゃんまでなの?」 紬「ふふっ、私も一度一蓮托生って言うのをやって見たかったのよ」 澪「……………あいつら」 3
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お昼頃 唯はまたあずにゃんと散歩をしていた。 唯「桜が綺麗だね、あずにゃん♪」 犬「にゃあ」 唯「あずにゃんは、桜とか好き?」 犬「にゃ」 唯「そうだよね~、桜が丘高校の三年生だもんね~」 犬「にゃあにゃあ」 ?「……あれ? 唯じゃないか」 唯「あ、澪ちゃん」 澪「おう。なんか久しぶりだな。今日は休みか?」 唯「う、うん。そうだよ。澪ちゃんはなんでここに?」 澪「ああ、新しいベースでも買おうかと思って」 唯は適当に道を進んでいき、 偶然にも、昨日見たギターショップの前にいた。 唯「へー」 犬「にゃー」 澪「?」 澪「……その、犬? みたいなやつはどうしたんだ?」 唯「あ。拾ったんだよ。あずにゃんって言うんだ」 澪「あずにゃん?」 唯「うん」 澪「……」 犬「にゃあ」 澪「……」 犬「にゃあにゃあ」 澪(……か、かわいい……)ポッ 澪「さ、触ってもいいか?」カアアアア 唯「いいよ~」 澪はしゃがみ込んで、あずにゃん(犬)をさわさわなでなでした。 澪(気持ちいい……最高に……気持ちいい……)ウットリ 唯「澪ちゃんはまだベースやってたんだ」 澪「え?」 唯「バンドとかも組んでるの?」 澪「あ、ああ。大学の軽音楽部に入ってる」 唯「そっか」 澪「全員バラバラで、残念だな」 唯「うん」 澪「……でも、左利きはもうやめたんだ」 唯「どうして?」 澪「しゅ、種類が少ないから……だ。それに、両方使えるとカッコいいし、便利だし……」 唯「じゃあこれからは、左利きの澪ちゃんには会えないんだね」 澪「い、いや! だけど別に、左利きが嫌になったとかそういうわけじゃないぞ!」アタフタ 唯「じゃあ私が澪ちゃんの代りに左利きになろうかな」 澪「……まだギター、やってるのか?」 唯「ううん。もう半年近く触ってないよ」 澪「……そっか」 犬「……そっか」 澪「?」 澪「ん? なんか今、どこからか変な声がしなかったか?」 唯「しないよ?」 澪は頬を掻きながら犬の顔を見つめた。 澪(いや……まさかな)ワナワナ 澪(あっはははは! そんな馬鹿な話があるか!)ワッ ワナワナワナ 唯「じゃ、もう行くね」 澪「お、おう……」 唯「じゃあね」 犬「じゃあね」 澪「!?!?!?」 澪は青ざめた。 犬の口が動いたように見えた。声がしたように思えた。 澪はしゃがみ込み呪文を唱えた。 澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナ……」ブルブルブル ある日の夕方。 唯がいつものように散歩から戻ってくると、玄関に見慣れない靴があった。 唯「ただいま~」 憂「おかえりお姉ちゃん」 ?「あ、お邪魔してます。先輩」 その人はリビングでまったりとしていた。 唯「あー! 純ちゃんだ!!」 純「お元気そうですね」 唯「うん。今日はどうしたの?」 純「憂から聞きました。その、例の不思議な犬のこと」 唯「あずにゃんのことだね」 犬「にゃあ」 純「へぇー……ホントに猫みたいな鳴き声するんだ」サワリサワリ 唯「あれ? 本物のあずにゃんは来てないの???」キョロキョロ 憂「あ、あのね。梓ちゃんはちょっと風邪をひいちゃったみたいで――」 唯「カゼ!? じゃあお見舞いに行かなきゃ!!!11」バタバタ 純「だ、大丈夫ですよ先輩! 二、三日で直るような流行り風邪ですから!」 唯「でも心配だよ! 一人きりで寂しくて苦しくて泣いてるんじゃないかな!?!?」ドタバタ 憂「う、うつしちゃやだから来ないでほしいって言ってたから! 落ち着いてお姉ちゃん!!!」 唯「あずにゃあああああああぁあぁぁーーーん!!!!!」ドッタンバッタン 犬「にゃあにゃあ」 純(……この犬、妙に落ち着いてるし) ~憂の部屋~ 憂と純は、二人で宿題をやりながら話していた。 憂「どう思う?」 純「うーん。どうと言われてもなぁ」 憂「お姉ちゃんはまだ梓ちゃんが生きてると思ってる」 純「それはまあ……確かにそう見えたけど」 憂「このままでいいと思う?」 純「良くはないと思うけどさ」 純「やっぱ、私なんかより、先輩たちに相談した方がいいんじゃないの?」 憂「そうかな」 純「そうだよ。悪いけど、私なんかじゃ力になれないっぽい」 憂「でも、先輩たちとも連絡取りにくいし」 純「連絡先は知らないの?」 憂「……うん」 憂「……それにもう、一生会えないかもしれない先輩もいるし」 純「? どういうこと?」 憂「紬さんは、梓ちゃんがいなくなってからずっと海外にいるらしいから」 純「そうなの? でも確かに姿見えないよなぁ、最近」 憂「いや、それはわたしたちが三年生だからだと思うよ……」 純「あ。そういや最近、律先輩に会ったとか言ってなかった?」 憂「うん……で、でも……ちょっと喋っただけだよ」 純「連絡先聞かなかったの?」 憂「突然だったし、そこまで頭回らなかったよ。だからお姉ちゃんしか知らないんだと思う」 純「じゃあ、唯先輩のケータイを勝手に見るしかないじゃん」 憂「そ、それはちょっとなあ……」 純「だー! ならもう少し様子を見てみるしかないってば!」グシャグシャ 憂「でももう、あれから半年も経ってるし……」 純「でも治りかけてたんでしょ?」 憂「うん。……いや、あの犬が来てから、また……なんていうか……」 純「つまり、あの犬が邪魔なわけだ?」 憂「……そこまで言うとあれなんだけど」 純「なら、これならどうかな?」 純は、さささっとノートに文字を書いて憂に見せつけた。 ~一ヶ月後~ 唯「あずにゃん? あずにゃん!?」ドタバタ 唯は部屋中を駆け回り、犬の名前を連呼していた。 憂「お姉ちゃん?」 唯「あずにゃんが! あずにゃんがいなくなっちゃった!?」 唯は錯乱状態に陥っていた。 顔が赤くなったり青くなったりしていた。 憂「ああ、あの犬のことね」 唯「え? ……あずにゃんはどこに!?」 憂「他に飼い主が見つかったから、その人に渡したよ」 唯「えっ……?」 憂「やっぱりウチで買うのは無理だったんだよ」 唯「そんな……!」 憂「お金も随分とかかってるしね」 唯「嘘だ……!」 憂「結局、お母さんもお世話する羽目になっちゃってたし」 唯「…………」 憂「だからね、もう忘れよう?」 唯「」 憂「あずにゃんはもういないんだよ。犬も、本物も」 唯 憂「こっち見て、お姉ちゃん?」 ――――――― 憂「……おねえちゃ――」 唯「うそだああああああああぁぁぁあぁああああぁああぁあぁぁあぁあ!!!!!」 唯は家を飛び出した。 妹の制止も振り切り、走り出した。 唯「いやだいやだいやだいやだいやだ! あずにゃんがいないなんていやだ!!」 ひとり走り叫び泣き喚きながら、どこか遠くへと一目散にかけていく。 まだ信じることができない。 まだあずにゃんは生きている。 この現実世界で生きている。 そう思うことだけが、彼女の唯一の救いだったのに、 唯「あずにゃああああああぁあああぁあぁぁぁあぁぁあぁあーーん!!!!!11」 それを完全に見失ってしまった唯は、自分をも見失いかけていた。 それから一時間ほどが経った。 体力も精神力も未熟だった彼女は、いつでも倒れてしまえるほどに衰弱していた。 唯「あ……あ……あず……にゃ…………あぁ…………」 足を引きずるように使い、ようやくたどり着いた公園。 そのブランコに座った。 もう自分では何もできなことを知った。 唯「…………」 最初に間違ったのは自分だ。 それがわかっていても、あの犬のことを諦められない。 今更なのだ。 もう一ヶ月以上も一緒に過ごしているのだ。 諦められない。 でも諦めるしかない。 でも、でも、 ――だけど。 だけどもう一度だけ、もう一度だけあのあずにゃんを抱きしめられるのであれば、 唯「……」グスッ そう考えるだけで涙がこぼれてきた。 ようやく罪滅ぼしができると思ったのに。 また彼女を見失って、 もう生きる意味さえ見失って―― ?「……泣くなよ」 そして唯は、そんな誰かの声を聞いた。 唯はとっさに顔を上げた。 唯「だ……だれ?」 ブランコを囲う柵のあたりから、聞き覚えのある声が聞こえた気がした。 でも姿は見えない。 ?「泣くなよ。みっともない」 声はするのに姿は見えない。 そんな時だった。 ?「下だよ。僕はここにいるよ」 さっきよりも声が近づいていた。 唯は下を見た。 唯「えっ?」 そこには、唯が探し求めていた一匹の犬がいた。 唯「しゃ、しゃべれるの……?」 犬「当たり前だろ」 唯「――」 そうか。私は今、超鮮明な幻覚を見ているんだ。 唯はそう解釈した。 犬「過去のことをいつまでもいつまでも引きずって」 犬「へらへらとした顔で当たり前のようにまわりの人たちに迷惑かけて」 犬「そしてそのまわりの優しさにも気づかずにのうのうと暮らし生きているだけだなんて」 犬「――唯。」 犬「お前って最低だな」 これは犬が喋っているんじゃない。 きっと、もう一人の自分が喋っているのだ――。 唯「うん。やっぱりそうだよね」 犬「ああ」 唯「最低だよね」 犬「ああ」 唯「ねえ」 犬「なんだ」 唯「私はこれから、どうすればいいの?」 唯は、自分を頼ることができなかった。 涙を流すことくらいしかできない、ふがいない自分を。 犬「逃げるなよ」 犬「あの時何があったのか、ちゃんと話してみせろ」 犬は思いっきり女っぽい声で、だけど男らしいせりふを口にした。 3
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純「じゃ、お背中洗いますよ~スポンジとって?」 梓「あ、あの、手で洗ってくれないかな…?」 純「あぁ、はいはい手でね…ってえええ!?//」 梓「…だから一人で洗うっていったのに~」 梓「なんかスポンジで洗うと肌が傷つくって聞いたことあるし…」 純「じゃ、じゃああ、て手であっらうからね!?」 梓「ちょっと落ち着いてよ…」 純「純、いいい行きまーす!」ぬるぬろ 純(梓の肌、きめ細かくてすごい綺麗…)ぬりぬり 梓「んっ…」 純(すごい……)ぬるぬる 純(興奮してきちゃった……) 梓「………ぁ」 純「か、肩とか腰も!洗うね!!!」 梓「う、うん、お願い」 純(梓の肩ちっちゃくてかわいい…) 純(腰もくびれてて…なんか官能的…)ぬるぬる 梓「…ぁっ……ぁぁ…」 純(…なんか梓の声、色っぽい)ぬりぬり 梓「…ふぁっ…ぁっ………」 純(もぅ我慢できない、かも、しんない…) 純(ええい!いっちゃえ!)するり 梓「ぇ!…じゅ、純!前はいいよ、ぉ!」ビクッ 純「だ、ダメだよ、前も洗わないと!」 純(梓…乳首が硬くなってる……)クリクリ 梓「んっ!…ぁ、ぁあっ!ま、まってじゅ、んん!」ビクッ 純「し、下のほう…足とかも、洗わないとね…、梓」するっ 梓「ま、まって!そこは!だめ、ぇ、ああッ!」 純(すっごい…ぬるぬるだよ、梓…) 梓「…っあ!…ぁあ、ぁん!だめぇ…」 純「…はぁ…はぁ……」クチュクチュ 純(……えっちな音出てる) 梓「…あっ…あぁっ……っあん!………」 純(このまま指を中に…) 梓「!!!だ、ダメっ!」バシッ 純「きゃっ!………、あ、」 純「ご、ごめん……梓…」 梓「ハァ…ハァ……私もう出るから!!」 ガチャッバタン 純(………やっちゃった)チャポン 純「………………」 純(……やっちゃったよぉ) 純(…どうしよう)ジワッ 純(なにやってんの…私のバカ……)ポロ 純(……………)ポロポロ 純「っひ………ひっく…」ポタポタ 純(あ、梓に、嫌われ、ちゃったかも…) 純(………ううぅ~~~…)ポロポロ 純「もう…死にたい…」グス 純「…ふぇ~~ん」ポロポロ ――――― ――― ― 純「………」カチャ バタン 純(………あ)フキフキ 純(……梓、まだうちにいるかな)フキフキ 純(帰っちゃったり…)パサッ 純「あ、あずさ~…?」テクテク 純(あれ…) 純「あ、あずにゃ~ん出ておいで~…」 純(うそ…ホントに居ない?) 純(………また、泣きそう…)ジワ 純「あずさぁ!出てきてよぉ!」 純「お願い…」 梓「………なによ」 純「あ、あずさぁ!」 純「よかった…もう帰っちゃったかと……」 純「なんでそんな隅っこにうずくまってるのさ!!」 梓「………」 純「あ、梓…?」 梓「………私、もう寝るね」 純「ぇ、あ、ベッド…こっちだ…よ」テクテク 梓「………」テクテク ガチャ 純「この部屋になります…」 梓「………」モゾモゾ 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…いつまで突っ立ってるの」 純「……で、電気消すね?」パチッ 梓「……」 純「……じゃあ、私、違う部屋で寝るから…」 梓「………………」 純「…おやすみ」 梓「…………待ちなよ」 純「…………………え?」 梓「…ほら、ここ寝て」ポンポン 純「……いいの?」 梓「…寒いからはやく」 純「うん…」 純「じゃあ、…失礼しまーす…」 梓「ここ純の家でしょ…」 純「…そうだけど」 梓「……」 純「……」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「……起きてる?」 純「……うん」 梓「…」 純「…」 梓「なんで、あんなこと、したの?」 純「そ、……それは…」 梓「…」 純「…」 梓「……よっきゅうふまんだったの?」 純「ち、がうよ…」 梓「……じゃあ、どうして?」 純「…」 梓「…はやく答えてよ」 純「その……なんていうか」 梓「…」 純「最初は…梓の体……キレイだなって思って…」 梓「…」 純「髪とかも…つやつやだし………」 梓「…」 純「それで…背中洗ってたら……なんか梓が変な声出すから…」 梓「………」 純「あ、梓の声…もっと聞きたいな、とか思って……」 梓「…」 純「なんか、自分でもわけわかんなくなって…」 純「…………ごめん」 梓「…よっきゅうふまんなんじゃん」 純「そ、それは違うよ!」 梓「…なにが違うのよ」 純「…」 梓「…」 純「えっと…あ、梓だから……」 梓「………え?」ドキッ 純「…あずさだから……」 純「その…暴走しちゃったんだし…」ドキドキ 純「う、憂だったら絶対してないよ!ホント!」ドキドキ 梓「………つまり?」 純「……梓はトクベツ、ってこと…」 梓「……そ、そっ、か」ドキドキ 純「うん………」ドキドキ 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 純「…ねぇ『あずにゃん』」ドキドキ 梓「…な、なに?」ドキモ゙キ 純「…」 純「……あずにゃん」 梓「な、なによ!?」 純「あずにゃん」 梓「………なに?純ちゃん」 純「ふふっ、読んでくれたね」 梓「…それで?」 純「好きだよ、あずにゃん」 梓「…」 純「…」 梓「………わ、」 梓「……わたし、も…」 純「………」ドキドキ 梓「………」ドキドキ 純「…ちゃんと…言って…?」ドキドキ 梓「…す、好きだよ、純、ちゃん……」ドキドキドキドキ 純「………」 梓「………」 純「…」 梓「…」 純「……ホント?」 梓「ホント!」 純「…ありがと、あずにゃん」チュ 梓「にゃっ!!!」 梓「あ、ちょっと、純!」 純「へへ~」 梓「いきなりしないでよ!」 純「…やだった?」 梓「それは…やじゃないけど」 純「…」 梓「…」 純「…」 梓「…」 梓「純、ちゃん…?」 純「なに?あずにゃん」 梓「いまなら、いい、よ?」 純「ん?」 梓「お風呂の…続き」 純「…」 梓「…」 純「………では、遠慮なく!」ガバッ おわり 戻る
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唯「あずにゃん~待った?」 梓「もう遅いですよ唯先輩」 唯「ごめんね。寝坊しちゃって」 梓「仕方ないですね…唯先輩は」 梓「それで今日はどこに行くんですか?」 唯「どこに行こう?」 梓「自分から誘っておいてどこに行くかも決めてないんですか…」 唯「えへへ~あずにゃんはどこに行きたい?」 梓「はぁ…そうですね。洋服でも見に行きましょうか?」 唯「うん、行こ」 梓「唯先輩嬉しそうですね」 唯「だって久しぶりにあずにゃんと二人っきりでお出かけだよ。嬉しいよ~」ニコ 梓「そ、そうですか//」 梓「私も久しぶりに唯先輩と遊びに出掛けられて嬉し…」 唯「着いたよあずにゃん」 梓「…」 唯「どうしたの?あずにゃん」 梓「いえ、何でもありません」 梓「さあ早く入りましょう」 唯「うん」 唯「あずにゃんこれ何てどうかな?」 梓「少し派手過ぎますよ」 梓「唯先輩ならこっちの方が似合いますよ」 梓「この服だったらこれもいいですよ」 梓「あっ、それも似合うと思います」 唯「(あずにゃん楽しそう)」 梓「唯先輩、試着してみたらどうですか?」 唯「そうだね。ちょっと着替えて来るよ」ガラガラ 梓「(あの服だったら唯先輩に絶対似合うはずだよ)」 唯「ジャーン。あずにゃんどうかな?」 梓「い、良いと思います。似合ってますよ唯先輩(想像以上に可愛い//)」 唯「えへへ、あずにゃんがそんなに言うなら買っちゃおうかな」 梓「ぜひ買うべきですよ」 梓「とっても似合ってますしその…その…」 梓「か、可愛いんですから//」ボソッ 唯「え?何?あずにゃん」 梓「(いつの間に試着室に!?)な、何でもないです」 唯「買うかは他のも見てからにしないとね」 梓「そうですよね…」 唯「あっ!見て見てあずにゃん」 梓「どうしました?」 唯「ペアルックコーナーだって」 梓「珍しいですね」 唯「ちょっと見て見よう」 梓「見て見るって唯先輩、ペアルックする人でもいるんですか?」 唯「…」 唯「ねぇ、あずにゃん」 梓「はい?」 唯「して見よっか。二人でペアルック」 梓「なっ//!?」 梓「ほ、本気ですか?」 唯「駄目かな?私、あずにゃんとペアルックしたいな」 梓「うっ」 唯「ね?」 梓「唯先輩がそこまで言うなら…」 唯「わーい。あずにゃんありがとう」 梓「(唯先輩とペアルック…//)」 唯「どれがいいかな~」 梓「あんまり変なの選らばないでくださいよ」 唯「これ何てどう?」 梓「//!?」 梓「そ、そんなハートマークがついてる服何て駄目ですよ!!」 唯「えぇー良いと思ったんだけど…駄目?」ジィー 梓「えーと(そ、そんな目で見ないでくださいよ)」 梓「分かりました。それで良いです」 唯「じゃあ買っちゃおう」 唯「買ってきたよー」 梓「早い…」 唯「はい、これあずにゃんの」 唯「私はこっちで着替えるからあずにゃんはそっちで着替えてね」 梓「この場で着るんですか!?」 唯「そうだよ。せっかく買ったんだから今着ないとね」ガラガラ 梓「はぁ…」ガラガラ 梓「(良い何て言うんじゃなかった…)」 梓「(ペアルック…ハートマーク…//)」ガラガラ 唯「あずにゃん似合ってるよー」 梓「そ、そうですか//」 唯「あずにゃんとペアルック~えへへ」 梓「声に出さないでくださいよ」 唯「これからどうしよう?」 梓「良い時間ですしご飯でも食べに行きましょう」 唯「ご飯~ご飯~」 梓「あっちの方にレストランがありましたからそこに行きましょう」 唯「うん」 唯「何食べようかな~?」 梓「(たまに人がこっちを見てる)」 梓「(私たちどう見られてるんだろ)」 梓「(仲の良い友達…仲の良い姉妹…恋人…)」 梓「(そんな訳ないか)」 唯「あずにゃん着いたよ」 梓「あっ、はい」 店員「いらっしゃいませー」 梓「2名です」 店員「2名様ですね。こちらへどうぞ」 唯「どれにしようかな」 唯「あずにゃんはどれにするの?」 梓「そうですね。私はナポリタンにします」 梓「それとドリンクバーを」 唯「ナポリタン!じゃあ私もパスタにしよ」 唯「えーと、カルボナーラそれと…」 梓「決まりましたか?じゃあ呼びますね」ピンポン 店員「お決まりですか?」 梓「ナポリタンと」 唯「カルボナーラ、それにチョコレートパフェとドリンクバー2つ」 店員「ナポリタンとカルボナーラ、チョコレートパフェにドリンクバー2つですね」 店員「チョコレートパフェは食後でよろしいですか?」 唯「はーい」 店員「ドリンクバーはあちらにありますのでご自由にどうぞ」 梓「ドリンク持って来ますね唯先輩は何が良いですか?」 唯「ありがとうあずにゃん。オレンジジュースが良いな」 梓「オレンジジュースですね。分かりました」 店員「ちょっと純ちゃん見て見て」 純「どうしました?」 店員「あの二人可愛い。ペアルック着てるよペアルック。ハートマークも入ってる」 純「ペアルック…どれどれ」 純「…!!」 純「梓…それに唯先輩」 純「ほーうこれは面白い」ニヤリ 純「記念にカメラに」パシャ 店員「お待たせしました。ナポリタンとカルボナーラです」 唯「美味しそう」 梓「ほんとですね」 唯梓「いただきます」 唯「美味しいよ~」 梓「こっちも美味しいですよ」 唯「本当?あずにゃんの一口ちょうだい」 梓「良いですよ。どうぞ」 唯「…」 梓「どうしました?」 唯「あずにゃん…あーんやってよ」 梓「なっ//!?」 唯「やってよあずにゃん」 梓「し、仕方ないですね//」 梓「ゆ、唯先輩あーん//」 唯「あーん」 唯「美味しいよ。あずにゃんのパスタ」 梓「そ、そうですか(恥ずかしいよ//)」 唯「あー美味しかった」 梓「唯先輩、口の周りベタベタですよ」 唯「本当?」 唯「あずにゃん拭いて」 梓「自分で拭いてください」 唯「拭いて拭いて」 梓「もう仕方ないですね」フキフキ 店員「食後のチョコレートパフェです」 梓「あっ」 唯「パフェ~」 梓「(店員に見られた//)」 梓「(もうこの店には来れないよ…)」 唯「冷たくて美味しい」 梓「(それにしても唯先輩さっきから美味しそうに食べるなぁ)」 梓「…」ジィー 唯「どうしたのあずにゃん?ジィーと見て」 唯「あっ、分かった」 唯「あずにゃんもパフェが食べたいんだね」 梓「えっ?あ、いやその」 唯「遠慮しなく良いんだよあずにゃん。あーん」 梓「うっ//」 唯「ほれほれ、あーん」 梓「あ、あーん」 唯「美味しい?」 梓「はい…//」 唯「良かったー」 梓「そろそろ行きましょうか」 唯「そうだね」 店員「お会計は全部で2000円になります」 唯「はい、2000円」 店員「2000円ちょうどをいただきます」 店員「…ペアルック可愛いですね。二人供似合ってますよ」 梓「//!?」 唯「えへへ、ありがとうございます」 店員「二人は姉妹何ですか?」 梓「違います。ただの…」 唯「あずにゃんは私の大切な人だよ」 店員「あらあら」 梓「ちょ、ちょ//」 梓「と、突然、な、何言ってるんですか//!!」 唯「何ってあずにゃんは一緒にペアルックを着たくなるほど私にとって大切な人だよ」 梓「///」 梓「ごちそうさまでした!!」 梓「行きますよ唯先輩!!」 唯「ま、待ってよあずにゃん」 店員「あ、ありがとうございました(気まずくさせちゃったかな?)」 純「ナイス」ボソッ 梓「…」 唯「あずにゃん待って」 梓「…」 唯「あずにゃんどうしたの?」 梓「…唯先輩のバカ」 唯「えぇー。酷いよあずにゃん」 梓「それはこっちのセリフです」 梓「人前で、あ、あんな事言う何て…//」 唯「あんなって?」 梓「た、大切な人って…//」 唯「良くわからないよあずにゃん」 唯「でもあずにゃんを傷付けたなら私謝るよ」 唯「ごめんね。あずにゃん」 唯「許して欲しいな」ギュウ 唯「私の大切な大切なあずにゃん」 梓「…」 梓「…もう特別ですよ」 唯「ありがとう~あずにゃん」 梓「そ、そういえば唯先輩時間は大丈夫何ですか?」 唯「ほんとだ。こんな時間だからそろそろ電車に乗らないと」 唯「そうだ。あずにゃん最後に駅前のゲームセンターでプリクラを撮ろうよ」 梓「良いですよ」 唯「お金を入れてっと」 唯「あずにゃんもっとこっちによって」 梓「はい」 唯「じゃあ押すよ」カシャ 唯「文字も入れちゃおう」 梓「何て入れるんですか?」 唯「えっとね」 唯「ペア…ルック…っと」 唯「それから」 唯「I…ラブ(ハート)…あずにゃん…っと」 梓「Iラブって//」 唯「えへへ、良いでしょ?」 梓「す、好きにしてください」 唯「うん!」 唯「完成~」 唯「はい、半分あずにゃんに挙げる」 梓「ありがとうございます」 唯「あっ、もう時間だ」 唯「時間だから先に電車に乗っちゃうね」 唯「私が寝坊したせいでそんなに遊べなかったけど」 唯「今日はあずにゃんに会えて良かったよ」 唯「今度遊ぶ時もそれ着て来てね」 唯「私も着て来るから」 唯「またね~。あずにゃん」 梓「はい、また会いましょう唯先輩」 梓「…」 梓「ペアルック…Iラブ(ハート)あずにゃん…」 梓「ペアルックもたまにはいいかも」 梓「えへへ」 終わり おまけ 梓「こらー純、練習するよ」 純「えー疲れた」 憂「純ちゃんもう少し頑張ろうよ」 純「憂だって疲れたでしょ」 憂「少しね…でもまだ大丈夫だよ」 純「ほら、憂だって疲れたって言ってるよ」 梓「やるの」 純「…!」 純「ペアルック」 梓「えっ!?」 純「ペアルック」 純「唯先輩あーん」 梓「な、何で//!!」 純「聞いて憂。この前、梓と唯先輩が二人で会っててね」 梓「ちょっと!!」 憂「そういえばお姉ちゃんこの前、梓ちゃんと遊んだって」 純「その時に梓と唯先輩の格好がなんとね」 憂「何?何?」 梓「す、ストップー!!//」 梓「練習は終わりで良いから、良いから!!」 梓「ストップー!!//」 純「(こりゃ当分使えそう)」ニヤニヤ 終わり 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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唯「ういー、チビあずー、ただいまー」 トタトタ 憂「お、お姉ちゃんお帰りー」 梓(小)「お帰りー!」 唯「うい、どうしたの?顔色悪いよ?」 憂「……なんでもないよお姉ちゃん」 唯「バッグ部屋に置いてくるねー」 ドタドタ 『うぉあ!?キモ可愛いぬいぐるみがッ!?足が頭に付いてるぅ!!』 ドタドタ 唯「うい!キモかわぬいぐるみがトランスフォームしてるよ!」 梓(小)「……」ピクッ 唯「チビあずー?どしたの?」 家の外 梓「……」 … 唯「なんだー、てっきりトランスフォームしたものだと思ったよー」 憂「ごめんねお姉ちゃん……一瞬の早業解体だったから……」 梓(小)「……ごめんなさい」シュン 唯「ううん!これはこれで可愛いよー!ういセンスあるね!」 憂「やっぱり!?やっぱりセンスあると思ったよ、私」 唯「憂、調子に乗るな」 憂「……ごめんなさい」 梓(小)「ぷくくくく!」 唯&憂「笑うとこ!?」 窓の外 梓「……」ギリギリ … 唯「それで、チビあずどうしようか?」モシャモシャ 憂「お姉ちゃん、食事中に喋るの行儀悪いよ」モシャモシャ 唯「ういの子供って事にするとして……」モシャモシャ 憂「するとしてじゃないよ」 梓(小)「お母さん……お母さん!」 憂「!?」キュン 憂「いいかも、それ」 唯「だよねー!」 ピンポーン トタトタ 憂「はーい!」 ガチャ 憂「あれ?誰もいない」 …… ギンコ「今、蟲の方に愛情が偏ってる状態ならば、宿主は存在が稀薄になってるだろうな……うぉっ!フルフル強ッ!」 聡「ちょっと待ってください、今大タル爆弾仕掛けますから……稀薄ですか?」 律「どういうこと?……よっしゃ!狙撃!」 聡「ちょ!まだ俺の退避……んなっ!?」 ギンコ「認識出来ない状態になってる可能性がある……太刀最高!!」 律「切り払いやめろって言ってんだろ!……見えないって事か?」 ギンコ「多分な」 … 憂「誰も居なかったよ」 唯「イタズラかな?」 憂「多分、ピンポンダッシュだと思うよ」 唯「あれ?チビあずは?」 憂「?さっきまで居たんだけど?」 唯の部屋 梓「あんたなんか死ねばいいのよ……」 ギリギリギリギリ 梓(小)「かっ……かっ!?」 梓「死んでよ」 ギリギリギリギリ 梓(小)「は……」 梓「唯先輩は私だけのものだ!」 ギリギリギリギリギリギリギリギリ! 梓(小)「」 梓「……やった」 梓(小)「死ぬわけないのになんで殺すの?」ムクッ 梓「!?」 梓(小)「あの時の自分は死なないよ?」 梓「……なんで?」 梓(小)「私は悪くないよ?」 梓「私も悪くない!」 梓(小)「これは自分が望んだ結果だから」ムクムク 梓「ひっ!?」 梓(中)「……ごめんなさい」ムクムク 梓「あ……あぁ……」ガタガタ 梓(大)「さようなら」 梓「いやぁ!!」 ギンコ「……陰と陽が逆転しちまったようだ」 聡「え?」 ギンコ「こっちの話だ」 … 唯「というわけで、チビあずが失踪したんだよ……」 梓?「唯先輩、きっと自分の家に帰ったんじゃないですか?だからそんな心配しないでください」ニコッ ギュッ 唯「ふぉぉ……あずにゃん!心の友よー!」 ダキッ 梓?「先輩ったら……しょうがないですねぇ……今まで通りになっただけじゃないですか」 唯「まぁそうなんだけどね……」 梓?「はい、先輩紅茶のおかわりどうぞ」ニコッ 唯「ありがとあずにゃん!」 唯「あずにゃんがいれば他に何もいらないよ~」 ギュッ 梓?「ちょ、先輩抱きつかないでください!」 ドクドクドク 唯「あれ?」 梓?「?先輩?」 唯「いや、なんでもないよあずにゃん!」 唯(あずにゃんの鼓動やけに早いような……気のせいかな……) … ギンコ「体内時計と脈拍の関係って知ってるか?」 聡「体内時計と脈拍の関係ですか?師匠」 ギンコ「うん、人間も動物も、その生涯で脈打つ回数はほぼ同じなんだ」 聡「へぇ」 ギンコ「蟲においてもそれは例外じゃないらしい、体内に流れる密度は皆違う、2万年生きる蟲もいれば1日しか生きられない蟲もいる」 聡「つまり?」 ギンコ「早く脈打つ者ほど早く死ぬって事だ」 生きるうえで選択に迫られているのは人間だけではない、動物も、蟲も同じなのだ。 … ガチャ 唯「あずにゃんおつー」 梓?「~~~~♪」 ジャカジャカジャカ 唯「おぉー、あずにゃん美声だねぇー弾き語り最高だよ!」 梓?「ありがとうございます、唯先輩」ニコッ 唯「なんて歌なの?」 梓?「あぁ、これは…… 律「うぃーす!」 梓?「お疲れ様です」ニコッ 律「笑顔に惚れた!」 梓?「それはお断わりします」キッパリ 一同「ははははは!」 物事に永遠など 無い 律「……」ジーッ 梓?「どうしたんですか?」 律「いや、なんでもないよ……」 ギンコ『いいか?絶対に刺激はするな、何が起こるかわからん』 律『刺激するなって……本物の梓は?』 ギンコ『……勘違いするな、『アレ』も本物だ、違いなど些細な事に過ぎないのだから』 律『じゃあ宿主だった梓は今どこに?』 ギンコ『記憶の海の中だよ、多分……全身が痣に浸食された状態でいるはずだ……人の形が残っていれば 律『じゃあどうやって助けるんだよ!?』 ギンコ『助けるも助けないもない、俺たちができることは無い』 律『そんな……』 ギンコ『ただ一つ……』 律『ただ一つ?』 ギンコ『今まで通りの日常を送れ』 ギンコ『抑圧された負の感情から生まれ出でた蟲だ、だが……話を聞くかぎり、進化しようとしているのかもしれない』 律『だから?』 ギンコ『だから普通通りの生活を送れと言っている』 梓?「唯先輩、今日お家にお邪魔してもいいですか?」 唯「え?いいけどどうしたの?急に」 梓?「いやー、なんとなくです」テヘッ 律「いい!今の『テヘッ』の表情凄くいい!」 紬「以下同文!もう一度、さんはい!」 梓?「え?……えへっ」テヘッ …… 唯「どうぞーあずにゃん」 梓?「失礼します」 スタスタ 唯「あずにゃん先に部屋に行っててー」 梓?「はい」 スタスタ 梓?「……うっ!?」ドク 梓?「……もうすぐ限界なのね」 梓?「……種を蒔かないと」 ガチャ 唯「ん~どうしたの?あずにゃん、そんな不細工なぬいぐるみ持って」 梓?「え、えぇ、ちょっと変わったぬいぐるみだと思って」 唯「あー、前ここに居候してたチビあずがやったんだよ、あずにゃんもチビあず見たよね?」 梓?「え、えぇ……あ、そうだ、針と糸ありますか?直しますよ」 … 種を蒔かなきゃ死滅する。 ギンコ「通常は宿主が死んだら口から胞子をばらまいて風に乗って飛んでいくんだよ」 聡「へぇ~、じゃあ僕の頭に寄生してるのかもしれないわけですか?」 ギンコ「あぁ、そうかもしれんし、そうじゃないかもしれん」 ギンコ「森が無くなり、住みかが無くなった蟲が選んだ繁殖方法としては、上等の部類に入る」 ギンコ「だが誰でも発芽するわけじゃない、発芽には一定条件があるみたいだが未だはっきりしてないしな」 聡「今回みたいな場合、蟲が先に死んだら宿主はどうなるんです」 ギンコ「宿主も蟲も一心同体である以上、『死』も二人平等だ、宿主も当然死ぬさ」 … チクチク 梓?「……」 唯「うわー、あずにゃん裁縫上手だねー」 梓?「えぇ、これでも裁縫には自信が……痛ッ!」チクッ 唯「うわわ、絆創膏絆創膏~無いな、えーい、あずにゃん指出して!」 梓?「え?はい」スッ チュゥゥゥウウウレロレロ 梓?「!?///」 唯「はい、終了だよー」 梓?「き、汚いですよ?私の指なんて……」 唯「えー?あずにゃんの指だから汚くないよ、大丈夫大丈夫!」 梓?「そうか……多分……これが……」 唯「?」 梓?「いえ、なんでもありません」ニコッ 梓?「……」 梓?「……多分、これで間違ってはいないと思う」 梓?「残された時間は後僅かしか無い……」 梓?「同じ仲間で私と同じやり方を選んだ仲間はいるのだろうか?」 梓?「いや、居ないと思う……こんな非生産的なやり方をする仲間は居ない」 梓?「でも、私は種を蒔く事にする」 バシャーン! ガラッ 梓?「お疲れ様でーす」 唯「あずにゃんお疲れー!」 律「お?どうしたんだ梓、そんなご機嫌な顔をして」 梓?「あ、分かっちゃいますか?」 澪「分かるだろーそんなニコニコした顔してれば」 梓?「じゃあニコニコついでに一曲歌っていいですか?」 律「お!いいねぇ!一曲やっとくれ!」 澪「お前は飲み屋のおっさんか!」 梓?「ふふ、じゃあいきますよー」 ギンコ「……やられた、まさかこう来るとはな……」 ギンコ「蟲がこんな自分で自分の首を締める真似するわけないんだが……進化ってやつなのか?」 どれだけ見上げたら空が見えるの? いくつの耳を持ったら人々の泣き声が聞こえるの? どれだけ人が死んだらもうたくさんだと分かるの? 友よ その答えは風に吹かれている 答えが風に吹かれている 海に洗い流されてしまう前にどれだけの年月山はあるの? 自由になれるまでにどれくらいの時間、人々は存在するの? 友よ その答えは風に吹かれている 答えが風に吹かれている 梓?「以上でーす!」 ジャカジャカジャーン 唯「すごーい!凄いよあずにゃん!」 澪「ボブディランだよな!?」 梓?「はい!」ニコッ 唯「もう一曲やってよあずにゃん!……あずにゃん?」 梓?「」 ギンコ「まったく驚いた……蟲が自分の生存本能よりも、宿主の生存を優先するなんて、後にも先にも例が無い」 ギンコ「……蟲もヒトと同じように自我を持つ事が可能なのは昔からチラホラあったが……今回みたいなものは非常に珍しいな」 ギンコ「思えばこういうやり方は出来たんだな……」 『そのお湯に入るな!』 ギンコ「記憶の本流から呼び戻す事……さて、大騒ぎになる前においとましますかね……」 ギンコ「もうそろそろ誰か気付くだろ」 ギンコ「この緑色に染まったプールと……」 梓「プァッ!?……なんでプールに……」 ギンコ「プールのど真ん中で溺れかけてる生徒に……しかし、まぁ……」 ギンコ「あれが種とは……蟲の中にも洒落た奴はいるもんだな……」 ギンコ「……誰か歌ってんのか?いい歌だな……さて、次の町に行くか」 友よ 答えは風に吹かれている 答えが風に吹かれている ギンコ「まったくその通り、答えは風に吹かれている」 その時、一陣の風が吹いた。 完 戻る
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図鑑 No. 釣れる場所 釣れる時間帯 値段にゃん 主な釣りエサ 釣れるもの 効果入手するとシャクシモ砂漠にBGMが流れるようになる 釣りエサに使用可